噎せこみ時の対応
自宅での食事は利き手の右は健常者同様に動かす事が可能なので、
食事に苦労する事は無かった。
活舌も嚥下も健常者の時と変わりは無かった。
ように思えた。
ある日の夕食時、物凄く噎せこみ目からは涙が出ていた。
タッピングをすると少し落ち着きを取り戻した。
何を食べてそんなに事になったのか?確認すると
ブロッコリースプラウトの種の皮!が喉に張り付いたとの事だった。少し水分を飲むように促し、すっかり落ち着いた。
それ以降は喉に張り付きそうな物には気を付けるようした。
ところが
食事前にお茶を飲むと少し噎せるようになり、一口を少なくして、ゆっくり飲むように話す。
家での噎せこみは随分なくなり、安心していたが、デイサービスでの昼食時に噎せこんだようで、連絡帳に記帳されていた。
彼に話を聞くと、もやしを噛み切る事が出来なくて飲み込んだら喉に張り付いたみたいと話す。
おいおい!
そんなに慌てて食べなくてもいいから、しっかり噛んでから飲み込まないと!
私でも噎せるで!確かにと
二人で笑う!
二人共関西人のセイかもしれないけれど、なにかしらセッカチなんです。
二人で笑いながら、
子供の頃お母さんによく噛んで食べなさい!っていわれたよなぁ~。
若い頃は焼肉のミノは噛み切れないから、飲み込んだ!色々な昔話が出てきた。
会話の最後に左上下肢の麻痺になって、嚥下も少しは悪くなっている事を、二人で確認し、今後は今まで以上にゴックンする時は気を付けるように、食事の時は小皿を一つ横に置き噛み切れない物は口から出すように!と
右手のハイタッチで締めくっくた。