座位をしっかり安定させるには?
彼氏の生活は立上りが殆ど無く車椅子・ベットで過ごす事が多くなった。
勿論 ベットから車椅子への移乗は全介助!
その為か?車椅子に座って1時間もすれば、【お尻が痛い】と訴えがある。
施設で過ごしている利用者は余りこの【お尻が痛い】と言わない。
だが座っている時間は朝起きて寝るまでの12時間以上もある。
慣れ?かもしれないが、私に置き換えて考えてみても映画館で3時間の映画を観るとお尻も腰もパンパンで直ぐには動けない。
しかも私は自身で座り直しが出来る。
左上下肢麻痺の座位の安定しない彼氏は座り直しの出来ない!辛い事だろうと思う。
【これは何とかしないといけない!】
低反発のクッションに変えても解消されない。
考える・・・考える・・・。
施設の利用者の多くは車椅子時間が長い為かもしれないけれど、胸部から股関節までが、ボッタリしている事を思い出した。
彼氏も両下肢は標準サイズであるが、胸部から股関節までが、退院してから数段アップしている。
つまり お尻に掛かる【圧】も数段アップしているのだ。
以前から体重増には彼氏も随分気にしていて、二人で話し合いをし油分・糖分に注意した食事の提供量を以前の 1/3 程にした。
それを見ていて少し気の毒になるが、介助側としては、心を鬼にしなくてはいけない。
毎日葉っぱばかりという訳ではなく、量と質を勉強し変えてみた。
だが、残念な事に食の質・量を変更しても余り効果は見られなかった。
何か違う方法を考え・・・考え・・・運動量を増やすしかないと思い、訪問リハビリ・マッサージにて身体を動かす機会を増やし
【お尻への圧の時間を数分でも】を減らす事チャレンジしている。
その成果を私からは聞く事はせず、あえて様子観察してみた。
2週間後あたりから【お尻が痛い】という割合が9割9分減った ように思う。
あえて【お尻痛い!】のフレーズには触れず日々を過ごせるようになっている。
その成果かは不明だが、座位も少しは安定しているように思える。